MLBで試合中に歌う歌について

GWの5月6日にうちの子の一人が野球観戦に行きました。

東京ドームで中日と巨人の試合を見て来たそうです。

外野席で2,000円というのを聞いて「どうして読売新聞に頼んで割引チケットを買わなかったのか」と聞いたところ、「中日の応援だから」という返事が来ました。

読売新聞経由でチケットを買うと、安い代わりに巨人の応援席になるのだそうです。中日の応援席のチケットを見ると「巨人の応援グッズやユニフォームお断り」と書いてあるそうなので、読売新聞経由で巨人の応援席のチケットを買ったら、きっと中日を応援するのは難しいでしょうね。

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東京ドームで野球観戦をする時は、試合開始前に「君が代」が流れ、試合の幕間には「野球場へ行こう」という歌が流れます。またドーム限定バージョンの応援歌などがあり、試合中に何曲も流れるそうですが、メジャーリーグでも同じように歌が入ります。

日本と違うのは、観客が起立して一緒に歌ったり、歌詞が大きなスクリーンで流れたりすることです。

メジャーリーグでの国歌の扱い

日本の国技は相撲ですが、アメリカの国技は野球です。そのせいかどうか、メジャーリーグでは野球の試合が始まる前に国歌が入ります。大抵は誰かが試合場に出て、歌います。有名な歌手の場合もありますし、その辺の人が歌うこともあります。一人で歌うのですが、観客は帽子を外して胸に手をあてて歌を聞きます。立ち上がって一緒に歌っている人がほとんどですが、中にはビールを飲みながら座っている人もいます。国家が終わるころにタイミングを合わせてF18などの戦闘機が4機、きっちり菱形に並んで野球場の上を低空飛行します。外野席の後ろではバーベキューをしたり、アメリカの野球観戦は試合前から盛り上がるのです。

日本のように国歌を歌うのかどうかという議論もありませんし、非難も聞きません。立って歌えという人もいなければ、そんなもの歌うんじゃないという人もいません。歌いたくなれば歌わなければ良いのです。実際に「僕は歌わない」と言っている人もいます。でもアメリカの国歌は威勢が良く、カッコいいからかなりの人が気に入っているのではないかと、私は密かに思っています。

戦闘機が野球場の上を飛ぶのはどうよ?という意見はあったようですが、何しろ編隊を組んでアクロバット的に戦闘機が飛ぶのはカッコイイ、カッコいいは正義、というのがアメリカ人ですから、ほとんどの試合で戦闘機が都合のつく限り飛びます。戦闘機が低く飛びすさるのはフライオーバー(Fly Over)といってお祝いの意味もあるそうなので、なおさら喜ばれるのです。

7th inning stretch songs

MLBでは7回の守備と攻撃が切り替わる時に歌が流れます。7回の表、裏が切り替わるこの時間を7th inning stretch(7回のストレッチ)といって、この時間には少し体を動かそうという時間なのです。その時にみんなが良く知っている曲をかけて、一緒に歌うので、ここで流れる曲を7th inning stretch songsと言います。

一番良く流れるのはTake Me Out to the Ball Gameで、たまにGod Bless Americaなんかの場合もあります。ジャイアンツが地元のサンフランシスコで負けている時にはDon’t Stop Believin’がかかって、負けているとLightsがかかる、というようにそれぞれの球場やチームで曲が選ばれることもあります。レッドソックスの曲はSweet Carolineで、というように色々あるそうですので、自分のひいきのチームの曲だけでも知っていると、中継を見ていて楽しいかも知れませんね。

ところで、野球を友人と二人で見に行った、うちの子ですが、実はアメリカで何回か野球観戦をしたことがあります。家族で野球を見に行ったのはサンフランシスコの球場とちょっとガラの悪いオークランドの球場なのですが、今回東京ドームで野球を見て、驚いたと言っていました。

だってね、座席の下にピーナッツのからも落ちていないし、応援が上品なんだよ

だそうです。

うん。日本人は足元にピーナッツを食べ散らかさないね。それはびっくりだわ。

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さて、ゴールデンウィークも終わってしまいました。休み中はたっぷり休養が取れましたか?また、しっかり勉強しようね。では。

Caro

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